遺言が無効かどうかが争われた民事裁判の上告審弁論が10日、最高裁第1小法廷で開かれ、沖縄県に住む一方の当事者側は出廷せず、オンラインによるモニター越しで参加した。最高裁でウェブ弁論が実施されたのは初めて。トラブルなどはなかった。
法廷には代理人弁護士が映し出されたモニターが左右2カ所に設置され、岡正晶裁判長が冒頭、映像や音声に乱れがないかどうかなどを質問。問題ないことが確認されると通常通りの手続きが進み、10分足らずで審理を終えた。
ウェブ弁論は昨年3月に始まり、地裁や高裁で利用が広がっている。来年5月までにはオンライン申し立てなどが規定された改正民事訴訟法が施行される。
























