【ワシントン共同】ロイター通信は14日、米国での世論調査で、トランプ政権が9月以降にカリブ海などで続ける「麻薬運搬船」攻撃を巡り、司法手続きを経ずに麻薬密輸の容疑者を殺害することを支持するとの回答が29%にとどまったと報じた。反対は51%だった。政権は麻薬の流入阻止を掲げ強硬姿勢を貫くが、手法の正当性に対する疑念が浮き彫りになった。

 調査によると、共和党支持層は58%が支持し、27%が反対。民主党支持層の支持は8%で、反対は76%に上った。

 米政府はベネズエラの反米マドゥロ政権が麻薬密輸に関与しているとして圧力を強化した。