17日で再選1年となる兵庫県の斎藤元彦知事が14日、神戸新聞社などのインタビューに応じ、昨年3月から続く県の告発文書問題について「初動から(元西播磨県民局長の)懲戒処分決定まで適切に対応してきた」との認識を改めて示した。
元西播磨県民局長(故人)が斎藤知事のパワハラなどを訴えた告発文書については、再選後の今年3月、知事が設置した第三者調査委員会が報告書で公益通報に当たると認定。知事らの告発者捜しなどを「違法」と結論付けた。斎藤知事はこれまで公益通報に当たるとの指摘には反論。この日も「内容は誹謗中傷性が高く、弁護士と確認しながら対応した」と主張した。
告発文書を巡る問題が何をもって収束するか、との問いには明言せず、「適切に対応してきたというスタンスは変わらない。議会側から質問などがあれば説明を続ける」と述べた。(岡西篤志、井上太郎)
























