コクヨのキャンパスノートが今年、1975年の発売から50年を迎えた。書きやすさを追求し、累計37億冊以上を販売。キャンパスを使った勉強方法の提案を通じて、新たに付箋やクリップなどを発売した。利用者拡大に向けて製品を拡充し、文具ブランドへの成長を目指す。

 初代のキャンパスノートは、当時では珍しかった背面をのり付けする「無線とじ」を採用した。見開きしやすく、オレンジ色と青色の2種類の表紙も大学生を中心に支持を集めた。縦線を引きやすくする目盛りの導入など改良を重ね、種類も増やした。

 コクヨは今年8月、好きな長さに切り貼りできる付箋や折りたためるクリップをキャンパスシリーズに加えた。