聴覚障害者の国際スポーツ大会、第25回夏季デフリンピック東京大会は26日、東京体育館で閉会式が行われ、閉幕した。日本初開催となった大会で、日本選手団は初めて全21競技に出場。金16、銀12、銅23の計51個のメダルを獲得し、金メダル数、総数とも史上最多だった。聞こえない、聞こえにくい選手たちの活躍は、聴覚障害や手話に対する人々の理解を促し、「共生社会」実現への願いを発信した。

 主催者によると、最終的に79の国・地域が参加。ウクライナに侵攻したロシア、ベラルーシ勢も「中立選手」として約60人が出場した。競技会場には約28万人が訪れた。

 閉会式には秋篠宮家の次女佳子さまが出席された。