保護者や保育者の負担を減らそうと、千葉市は公立保育所と認定こども園で紙おむつが定額で使い放題になるサブスクリプションサービスを始めた。これまでは保護者が園児の名前を全てに書いて持参し、施設側も残り枚数を気にする必要があった。11月から始まった施策に、現場からは好意的な声が上がる。
市幼保指導課によると、幼児1人当たり毎月2千円程度の利用料を払うことで、紙おむつ、おしりふき、廃棄用ポリ袋が施設に直接届き、使い放題となる。市が選定した3銘柄から、施設ごとに保護者が投票で選んだものを使う。サービスを利用するかしないかは各家庭で選択できる。
27カ所で始まり、赤ちゃんの肌に合うかを無料で確かめられる約2カ月間を経て、来年から本格運用する。来年度には22カ所が加わる予定だ。
神谷俊一市長と子育て世代の対話集会で「私立ではやっているのに公立はなぜやらないのか」といった声が上がり、検討を進めてきた。
政令指定都市における導入は8例目といい、7月から始まった新潟市の担当者によると「朝の支度や荷物が減った」「制度を使わない子との区別が大変」などの声があるという。
























