厚生労働省は3日、刑事事件で有罪判決を受けるなどした医師と歯科医師計32人の処分を決めた。医道審議会の答申を受け、4人を免許取り消し、16人を業務停止3年~3月とした。17日に発効する。3人が戒告、9人が厳重注意となった。

 厚労省によると、免許取り消しの前橋市の八木秀樹医師(53)は2018年9月、群馬県太田市の工場で行われた定期健康診断の診断スペースで、複数の女性従業員の体を触るなどしたとして、準強制わいせつ罪で有罪判決を受けた。