指定暴力団住吉会会長の小川修容疑者(72)や傘下組織総長ら7人が故関功前会長宅から現金5千万円を盗むなどした疑いで逮捕された事件で、前会長宅は無人で、窓が割られた形跡などもなかったことが7日、千葉県警への取材で分かった。事件は前会長が亡くなった直後に起きており、小川容疑者が状況を把握した上で計画的に指示した可能性があるとみて調べている。

 県警は同日、小川容疑者らを送検した。小川容疑者は千葉市内の警察署前に集まった報道陣の方を静かに見つめ、落ち着いた様子で車へと乗り込んだ。

 事件は前会長が亡くなった2022年5月31日から6月1日ごろに発生した。