昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は19日、安全保障政策を担当する官邸筋の核兵器保有発言について「被爆者の存在を無視し、核戦争を容認するもので、絶対に許すことはできない」とする浜住治郎事務局長(79)の抗議談話を発表した。
談話では、原爆が絶滅だけを目的とした「狂気の兵器」だと指摘。「核兵器の保有と使用を前提とする核抑止論ではなく、核兵器を一発たりとも持ってはいけないというのが被爆者の心からの願い」と訴えた平和賞受賞スピーチを引用し「日本が核兵器廃絶に向け世界の先頭に立つべきだ」と訴えた。
























