【シドニー共同】オーストラリアのアルバニージー首相は19日、シドニーのボンダイビーチで起きた銃乱射事件を受け、政府が全国で銃を買い戻す方針を示した。個人が所有できる数に上限を設けるなど、州政府とともに規制を強化し、事件の再発防止につなげる。
同国では1996年に南部タスマニア州で男が銃を乱射し35人が死亡したポートアーサー事件を受け、銃規制を大幅に強化。97年にかけて実施した強制買い戻しで約65万丁の銃を回収した。当時の取り組みが、銃を使った「無数の悲劇を防いだ」(規制支持派)との見方がある。
銃の回収は各州などが担い、連邦警察が処分するという。
























