週明け22日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=157円台半ばで取引された。

 午後5時現在は前週末比74銭円安ドル高の1ドル=157円47~50銭。ユーロは1円23銭円安ユーロ高の1ユーロ=184円72~76銭。

 日銀は従来の想定に比べ利上げを急がないとの観測が広がった。日米の金利差は当面縮まらないとの見方から、円売りドル買いが進んだ。

 財務省の三村淳財務官は22日、「一方向で急激な動きが見られて憂慮している。行き過ぎた動きには適切な対応を取る」と語った。

 三村氏の発言が伝わると、対ドルの円安進行は鈍った。外為ブローカーは「財務官らの円安けん制発言が相場の支えとなった」と話した。