一部に損傷が見つかった「NTT青森八戸ビル」の屋上に設置された鉄塔=11日、青森県八戸市
 一部に損傷が見つかった「NTT青森八戸ビル」の屋上に設置された鉄塔=11日、青森県八戸市

 NTT東日本は23日、青森県八戸市で震度6強を観測した8日の地震で損傷した「NTT青森八戸ビル」屋上の鉄塔について、詳細な検証の結果、今回と同程度の地震が発生しても倒壊の恐れがないことを確認したと発表した。八戸市は11日から周辺住民に出していた避難指示を解除した。

 鉄塔は高さ約70メートルで、地震後、一部の柱の破断などが見つかった。NTT東日本は補修工事の年内完了を目指し作業を進めていた。

 一方、JR東日本盛岡支社は23日、地震の影響で高架橋に損傷が見つかった八戸線について、30日午前9時台に八戸-久慈(岩手県久慈市)の全線で運転を再開すると発表した。9日から運休し、22日に一部区間で運転を再開していた。