高市早苗首相が、日本国旗を侮辱目的で傷つける行為を処罰する「日本国国章損壊罪」の創設に意欲を示している。長年の持論で、自民党と日本維新の会の連立政権合意書に2026年通常国会中の制定を明記した。一方、憲法が保障する表現の自由に抵触しかねないとの懸念があり、政権内には拙速な進め方への慎重論もある。
首相は、刑法で外国旗の損壊が処罰対象とされる一方、日本国旗に同様の規定がないことを問題視してきた。野党時代の11年のコラムで「日本国旗に対する愛情や誇りを外国旗と同程度に守りたい」と主張。翌12年に議員立法で刑法改正案を提出したが廃案になった。当時を知る自民議員は「首相には強いこだわりがあった」と振り返る。
昨年10月に交わした連立合意書は、日本国国章損壊罪制定により「外国国章損壊罪のみ存在する矛盾を是正する」と強調。首相は11月の衆院本会議で「過去に私自身が法案を提出したこともある。実現に向けて具体的な検討を進め、与党と連携を図る」と述べた。























