静岡県伊東市にある国指定天然記念物の大室山で15日、春の訪れを告げる山焼きが行われた。カヤを焼く炎が標高580メートルの山体を勢いよく駆け上り、麓に詰めかけた観客を魅了した。
正午に大室山山焼保存会の会員らが山麓から点火すると、炎は瞬く間に山体を覆い約10分間で真っ黒に。東京都杉並区から家族で訪れた鍵元良子さん(64)は初めての観賞で「ずっと気になっていて、5年越しに願いがかなった。離れていても熱波が届きびっくり」と興奮気味に話した。
大室山は4千年前に噴火したとされる臼形のスコリア丘。山焼きはカヤの育成を目的に700年以上前から続き、現在は観光イベントとして親しまれる。























