東京・赤坂の個室サウナ店で夫婦が死亡した火災で、運営会社の社長が「前社長にサウナ室の扉を押し戸に変えるように提案したが、断られた」と話していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。現場ではL字形のドアノブが外れ、夫婦は室内に閉じ込められたとみられる。警視庁捜査1課は前社長との関係性を含め経緯を調べる。
捜査関係者によると、社長は自身が就任した2024年12月以降、ドアノブが外れたり、ぐらついたりする事案が複数あったと説明。工事業者から押し戸に変えるよう提案され、前社長に伝えたが「密閉性が保たれないとして断られた」と話している。
店の他のサウナ室でもドアノブが外れ、利用客が一時閉じ込められる事案があったと関係者が話していることも判明。外にいた別の客が扉を開けて助けたという。
捜査1課は19日、業務上過失致死の疑いで、前社長が経営する千葉市の会社を家宅捜索した。
火災は昨年12月15日、港区赤坂6丁目の「サウナタイガー」で発生。川崎市の美容室経営松田政也さんと自営業陽子さんが死亡した。























