4日、モスクワのクレムリンで握手するロシアのプーチン大統領(左)とハンガリーのシーヤールトー外務貿易相(タス=共同)
 4日、モスクワのクレムリンで握手するロシアのプーチン大統領(左)とハンガリーのシーヤールトー外務貿易相(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワを訪問したハンガリーのシーヤールトー外務貿易相と会談した。ウクライナ側として戦闘に参加し、ロシアの捕虜となったハンガリー国籍の2人の解放を決めたと述べた。ハンガリーの要請に応じた。会談冒頭の発言を大統領府が公表した。

 ハンガリーのオルバン首相も3日の電話会談でプーチン氏に2人の解放を要請していた。オルバン氏は欧州連合(EU)加盟国の首脳でありながらロシアに融和的な姿勢を堅持している。4月の議会選に向けて与党は苦戦中とされ、ロシアは捕虜釈放によりオルバン政権の外交実績を高める側面支援をした可能性がある。

 プーチン氏は、解放を決めた捕虜2人はウクライナとハンガリーの二重国籍所持者で「強制的に動員された」と説明したが、戦闘に参加した詳しい経緯は不明。

 シーヤールトー氏はロシア産の原油や天然ガスの供給により公共サービスのコスト削減を実現していると強調。確実なエネルギー供給の保証を得るためにロシアを訪問したと説明した。