【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は5日、国防総省が米新興企業アンソロピックを米国の安全保障上の脅威となる「サプライチェーン(供給網)リスク」に指定したと伝えた。同社は国防総省が求めた生成人工知能(AI)の軍事利用拡大を拒否し、トランプ政権と対立していた。同通信は国防総省の今回の決定が米軍に混乱をもたらす可能性を指摘した。
アンソロピックは米軍の機密システムで唯一利用されてきた生成AI「クロード」を開発。対イラン軍事作戦でも使用されたとされる。
ブルームバーグによると、国防総省は指定決定をアンソロピックの経営陣に正式に通知した。アモデイ最高経営責任者は同省と自社のAIモデルの利用契約について再交渉を進めていたと伝えられていたが、決裂した可能性がある。
トランプ大統領はアンソロピックが「米国民の大量監視」や「完全な自律型兵器」への利用を拒否したことから、全連邦政府機関での同社製品の使用禁止を命令。ヘグセス国防長官は同社を安保上のリスクに指定した。この指定は通常、米国の敵対国に用いられる。

























