埼玉県立小児医療センター(さいたま市)で、白血病の患者3人が抗がん剤注射後に重度の神経症状を発症し、うち1人が死亡した問題で、同センターは17日、県庁で記者会見を開いた。3人と同様に髄腔内注射を受け、神経症状が出たことが16日に明らかになった別の白血病患者2人は「下半身まひ」だと説明した。3人と比べ、重い症状ではないという。
同センターによると、最初に公表した3人の髄液からは、いずれも髄腔内注射に使われるはずのない薬剤「ビンクリスチン」を検出。注射後に歩行などが困難になり、1人が死亡、2人が意識不明の重体となった。
一方、別の2人からビンクリスチンは検出されず、意識障害もなかった。この2人に神経症状が出た理由は不明としている。
これら計5人の患者はいずれも昨年1月以降に髄腔内注射を受けた後、神経症状を発症した。同センターの渡辺彰二副病院長は会見で「今回の事例のような神経症状を示した症例は(他には)病院内でない」と話した。
ビンクリスチンは髄腔内に微量でも入ると、神経障害を起こしやすいとされる。
























