春の恒例「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が10日、香川県琴平町の「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で開幕した。中村雀右衛門さんや尾上松緑さんらが出演。金丸座は舞台と客席の距離が近く、観客は臨場感あふれる演技に見入った。26日まで。

 公演は2部制で、第1部は吃音の絵師と妻の絆の物語「傾城反魂香」と、浮気性の大名をユーモラスに描いた「身替座禅」を上演。第2部は大化の改新が素材の歴史ドラマ「妹背山婦女庭訓」と、映画「国宝」で注目された歌舞伎舞踊「鷺娘」を披露する。

 四国こんぴら歌舞伎は39回目。金丸座は現存する日本最古の芝居小屋で国の重要文化財に指定されている。