ウクライナのゼレンスキー大統領(左)を迎えるドイツのメルツ首相=14日、ベルリンの首相官邸(ゲッティ=共同)
 ウクライナのゼレンスキー大統領(左)を迎えるドイツのメルツ首相=14日、ベルリンの首相官邸(ゲッティ=共同)

 【ベルリン、キーウ共同】ドイツとウクライナは14日、ベルリンで政府間協議を開いた。ウクライナ政府によると、人工知能(AI)を搭載した無人機の共同生産や、ドイツによる米国製防空システム「パトリオット」用ミサイル数百発分の資金援助を柱とする総額40億ユーロ(約7490億円)の防衛協定に合意した。

 英政府は15日、ウクライナに対し年内に少なくとも12万機の無人機を供与すると発表した。英国の対ウクライナ無人機支援として過去最多となる。

 ドイツ政府によると、ロシアの侵攻後、ウクライナにこれまで約550億ユーロの軍事支援をした。米国からウクライナへの直接支援が滞る中、ドイツは軍事支援の中心的な役割を果たしている。

 両国が合弁会社を設立し、中長距離の攻撃型無人機を生産する。対ロシア戦の実戦データを基に、自律飛行や目標の識別にAIを活用するとみられる。第1弾としてウクライナ軍向けに5千機を製造予定で、イランの無人機攻撃を受けたペルシャ湾岸のアラブ諸国にも輸出したい考えだ。