熊本、大分両県で災害関連死を含め計278人が犠牲となった2016年の熊本地震は16日、2度目の激震「本震」から10年となった。発生時刻の午前1時25分、崩落した熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋付近では遺族らが祈りをささげた。熊本市の熊本城ホールでは、県と県内市町村が合同で追悼式を開く。災害の教訓を忘れず、地域コミュニティー再生など被災地の復興を目指すことを誓う。
犠牲者の約8割に当たる223人は避難生活のストレスなどによる災害関連死だった。計4万3千棟超の住宅が全半壊した。最大時計約19万6千人が避難。車中泊避難も相次ぎ、体調悪化が問題となった。被災地では人口減少に歯止めがかからない地域もあり、復興策が課題となっている。
熊本地震では16年4月14日に「前震」が発生。16日に本震があり、観測史上初めて益城町で震度7を2回観測した。気象庁は教訓を踏まえ、大きな地震が発生しない印象を与える「余震」との表現を使わず「同規模の地震に注意」などと呼びかける方式に見直した。
























