【ロンドン共同】トランプ米大統領の政権高官が、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会にイランに代わってイタリアを出場させるよう国際サッカー連盟(FIFA)に要請したことに対し、イタリアのアボーディ・スポーツ担当相らは出場の可能性を否定した。23日、AP通信が伝えた。

 英紙フィナンシャル・タイムズがイタリア出身の米高官の提案を報じた。アボーディ氏は「第一に不可能。第二に、いい考えでない」と述べ、ジョルジェッティ経済財務相は「恥ずべきことだ」と語った。イタリアは欧州予選で敗退した。

 イランは米国などからの攻撃を受け、試合会場を米国からメキシコに変更するよう求めていたが、FIFAが却下した経緯がある。在イタリアのイラン大使館はX(旧ツイッター)で「サッカーは人々のものであり、政治家のものではない」と批判した。