ついに「壁」が破られた。ロンドン・マラソンでケニアのセバスチャン・サウェが史上初めて1時間台をたたき出した。快挙の背景には、トレーニングや科学的サポートの進化に加え、シューズの革新がある。この日履いた靴を掲げて記念の写真に納まったサウェは「シューズの感触はとても良く(記録達成を)支えてくれた。非常に優れている」と話した。
近年普及した厚底シューズは、靴底に反発力の高い素材を用いて推進力を高めるとともに、脚への負担を軽減。高機能シューズが普及したことにより、練習の質も向上した。長距離界は高速化が進み、東京箱根間往復大学駅伝でも記録のレベルは年々上がっている。
2019年にエリウド・キプチョゲ(ケニア)が多くのペースメーカーや自転車からの水分供給などの特殊なサポートを受けた非公認レースで1時間59分40秒をマークしてから6年半。歴史的な一歩でマラソン界は新たな時代に突入した。(共同)























