広島市安佐南区の広陵高=昨年8月
 広島市安佐南区の広陵高=昨年8月

 広島市の広陵高野球部で昨年1月にあった部内暴力問題で、高校側は28日、弁護士3人で構成する第三者委員会が18日付で報告書を提出したと発表した。第三者委は上級生による集団的な暴力行為があったと認定し、いじめに該当すると判断。学校は直ちに対応すべきだったと指摘した。

 高校側が公表した調査報告書の概要によると、甲子園出場を目標とする過度な同調圧力が部内にあり、暴力への心理的ハードルを下げたと分析。学校や運営法人の経営陣が野球部の実績に依存し、閉鎖的な指導体制を長期間放置したことにより生じた構造的問題だとした。

 部内暴力は昨年夏の甲子園大会直前に交流サイトで広まり、1回戦勝利後に出場を辞退するきっかけとなった。