コシキバータル・カシマエンシスの顎の化石=2026年、鹿児島県薩摩川内市(同市提供)
 コシキバータル・カシマエンシスの顎の化石=2026年、鹿児島県薩摩川内市(同市提供)

 鹿児島県薩摩川内市や愛媛大は5日、離島の下甑島で見つかった化石を調べた結果、外見がリスに似た新属新種の哺乳類の顎だったと発表した。体長約15~20センチで、約8千万年前の恐竜時代・後期白亜紀に生息していたとみられる。発見場所の薩摩川内市下甑島鹿島町にちなみ「鹿島町産の甑島の英雄」を意味する「コシキバータル・カシマエンシス」と命名した。

 分類上は哺乳類のグループの一つで、恐竜時代に繁栄し約3500万年前に絶滅した「多丘歯類」に当たる。多丘歯類の新属新種の認定は2008年以来という。

 19年の発掘調査で化石が見つかり、研究を進めていた。顎に付いていた歯は、これまでに北米で発見された物に類似。北米とアジアは当時陸続きのため、双方の間で哺乳類の往来があった可能性があるという。