2018年3月、TPP署名式を前に写真撮影に応じる各国閣僚。後列右から4人目は茂木経済再生相(当時)=チリ・サンティアゴ(共同)
2018年3月、TPP署名式を前に写真撮影に応じる各国閣僚。後列右から4人目は茂木経済再生相(当時)=チリ・サンティアゴ(共同)

 韓国政府は、環太平洋連携協定(TPP)への加盟を申請する方針を固めた。今月下旬にも閣僚会議を開いて表明する方向で調整している。米国のTPP離脱後、加盟国拡大を進める日本は支持する見通し。加盟に当たって懸案となっている東京電力福島第1原発事故を受けた韓国の日本産水産物輸入規制問題は、改善基調にある日韓関係を踏まえ事実上切り離す。日韓外交筋が12日明らかにした。

 韓国政府は原発事故後、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の8県の水産物輸入を停止している。日本は規制撤廃を加盟の条件としないものの、水産物輸入に関する実務者協議の枠組みを別途設け、撤廃に向けた環境整備を進めたい考えだ。

 一方で、韓国政府関係者は「水産物の輸入再開に向けた協議が難航した場合、日本が最終的に加盟に難色を示す可能性はあるだろう」との見方を示した。

 李在明政権は、TPPへの加盟申請を表明した後、国会や水産業界への説明を急ぐ構えだ。