記者会見する石原環境相=3日午前、環境省
 記者会見する石原環境相=3日午前、環境省

 石原宏高環境相は3日の記者会見で、国立公園内でクマによる人身被害が相次いでいるとして「登山者には出没情報を確認するなど、クマに出合わない行動の徹底をお願いしたい」と注意を促した。山菜などの採取が法律で原則禁止されている区域に住民が入り込んで襲われた事例もあるとし「(区域の)周知が不十分だった可能性もある。法令順守を呼びかけたい」と述べた。

 環境省によると、4月以降、秩父多摩甲斐(埼玉、東京、山梨、長野)などの国立公園で登山客らが襲われる事案があった。6月には十和田八幡平国立公園の青森県側でタケノコを採るために入山したとされる60代男性が死亡しているのが見つかったほか、70代女性が襲われた。現場周辺は山菜の採取が禁止されている特別保護地区だった。