さいたま地裁で審理された承諾殺人事件を巡り、神奈川県警が2015年に殺害されたとされる横浜市の女性=当時(22)=を当時自殺と判断していた問題で、県警は21日、女性に処方されたのとは別の睡眠薬成分が検出されていたのに、違いに気付けなかったことが主な原因だったと明らかにした。

 県警によると、遺体の状況や遺書の存在から自殺との先入観が生まれ、遺族から不審者情報が寄せられたが、周辺に防犯カメラがないことから掘り下げて調べなかったことも原因だという。

 県警は第三者の関与の検討や薬毒物の簡易検査結果を踏まえた確認の徹底といった再発防止策を挙げた。