記者会見する30代の男性保育士=28日午後、東京都内
 記者会見する30代の男性保育士=28日午後、東京都内

 空いた時間に単発・短時間で働く「スポットワーク(スキマバイト)」を巡り、直前キャンセルされた分の休業補償が支払われなかったのは不適切として、渋谷労働基準監督署(東京)が5月に保育所の運営法人を是正指導したことが28日、分かった。運営法人はその後、30代の男性保育士に休業補償を支払った。男性を支援する労働組合「介護・保育ユニオン」が明らかにした。

 人手不足に悩む企業側と、柔軟な働き方を求める労働者側のニーズが合致してスポットワークの活用は拡大している。一方、直前キャンセルによる未払い賃金などを求めてプラットフォーマーが提訴されるなど、トラブルも見られる。

 同日に記者会見を開いたユニオンの佐藤学さんは、直前キャンセルで膨大な未払い賃金が生じていると指摘した上で「今回の件は氷山の一角だ」と指摘した。

 ユニオンによると、男性は2月、アプリを通じて都内の保育園で4時間のバイトを予定していたが、人員が充足したことを理由に予定日の3日前にキャンセルされた。