熊本県宇城市の避難所に設置された簡易型クーラーや送風機=30日午後6時56分
 熊本県宇城市の避難所に設置された簡易型クーラーや送風機=30日午後6時56分

 熊本県で発生した地震の被災地では、自治体が避難所の暑さ対策に奔走している。連日、猛暑や酷暑が予想される中、停電が続いている地域もあり、熱中症などで体調を崩す避難者が出ないよう、電源車や簡易型クーラーを活用して空調管理に努めている。

 宇城市が同市小川町の「防災拠点センター」に設けた避難所には、一時千人超が身を寄せた。簡易型クーラーが設置され、停電が続く周辺地域の住民らが殺到。日中のみ訪れるという市内の男性歯科医(59)は「クーラーがあって涼しい。電源車が来て携帯の充電もできる」とありがたがった。

 八代市が避難所とした市立文政小。当初、エアコンのない体育館を開放したが、利用者が暑さを訴え、冷房が使える教室に変更した。70代女性は「暑いと体力も削られて休めない。冷房があると安心」とほっとした表情を見せた。

 八代市では停電や断水が発生した地域の避難所にも人が集まったため、大規模な施設には電源車を配置して空調設備を使えるようにし、少人数の施設は簡易型クーラーを導入するなどした。