7月28日の熊本地震で被災し熊本-新水俣間の運行見合わせが続く九州新幹線で、高架橋の損傷など構造物の被害が約600カ所あり、中でも活動したと推定される「日奈久断層帯」に近い熊本県の新八代-新水俣間に集中していることが19日、JR九州への取材で分かった。古宮洋二社長は記者会見で「来週には復旧の見通しをお知らせする」と述べた。
2016年の熊本地震では「前震」で回送列車が脱線した一方、13日後に全線復旧していた。今回は発生3週間を過ぎても再開のめどが立っておらず、構造物などの被害が深刻な影響を及ぼしている形だ。
JR九州によると、新八代駅の南約2キロで、断層付近にある水無川橋梁(熊本県八代市)が最も大きな損傷を受けた。高架橋の複数の橋脚が沈下、移動したほか、レールの被害も確認された。新八代駅の駅舎では、ホームの支柱が損傷。外装部分のパネルが外れ、ガラスが破損した。
古宮社長は、橋梁と新八代駅の被害が「開業の大きなネックになっている」と説明した。
九州新幹線の被害は全体で約900カ所確認された。























