規制線が張られたイオンモール熊本=3日、熊本県嘉島町
 規制線が張られたイオンモール熊本=3日、熊本県嘉島町

 熊本地震後に発生した爆発で7人が犠牲となった大型商業施設「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)は、人口1万人余りの町にありながら、町内外の約2700人が勤務していた。地元の雇用創出や経済に貢献してきたが、営業再開のめどは立たないまま。「これからの勤務は? 給料はどうなる?」。地震で被災した従業員は今後の不安を口にしている。

 イオンによると、同施設にはスーパーや映画館など204もの店が入っていた。家族連れや若者でにぎわい、爆発直前は約3千人の客が訪れていた。事故後は約5千台を収容できる広大な駐車場に関係車両が数台点在するのみ。駐車場入り口に設けられた献花台にはたくさんの花束や飲み物が手向けられている。

 食品を取り扱う店舗の40代男性従業員は「店内には誰も立ち入れない状態。次の出勤について上から何も指示はない」と話した。自身も町内で被災し、今後の生活について「いつから働けるのか、その間の給料はどうなるのか一切分からない」と顔を曇らせた。

 イオンは営業再開について「具体的なことは決まっていない」としている。