ホルムズ海峡に臨む海岸を歩く女性。沖合には船舶が浮かんでいる=25日、イラン南部バンダルアバス(WANA提供、ロイター=共同)
 ホルムズ海峡に臨む海岸を歩く女性。沖合には船舶が浮かんでいる=25日、イラン南部バンダルアバス(WANA提供、ロイター=共同)

 【テヘラン、ワシントン共同】イラン革命防衛隊の報道官は26日、封鎖状態が続くエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を巡り、イランによる管理を米国が容認しない限り、海峡が開放されることはないと表明した。国営イラン通信が報じた。イランの管理を認めれば海峡での料金徴収につながる可能性があり、トランプ政権は受け入れない方針。ただ拒否すれば海峡の開放は見通せず、難しい判断を迫られている。

 米国とイスラエルが2月末にイランを先制攻撃してから28日で半年を迎える中、米イランの対立は出口の見えない膠着状態に陥っている。世界経済への影響が長期化するのは不可避の情勢だ。

 国営イラン通信によると、革命防衛隊報道官はイラン、オマーン両国が海峡管理を通じた収入に関し、合意に達したと主張。「オマーン側の海域も完全にわれわれの管理下にある」とした上で「イランの許可なしに通航できる船舶はない」と述べ、米国をけん制した。

 海峡を通航する船舶からの料金徴収はイランが一方的に訴えており、オマーンが実際に受け入れたかどうかは不明。