大相撲秋場所(9月13日初日・両国国技館)の番付発表が31日に行われ、時空をはるかに超えたような新関脇が生まれた。藤ノ川は京都府出身で約2世紀、198年ぶりの新三役。江戸時代の文政11年10月場所での後の大関緋縅以来となった。
国技館で記者会見した藤ノ川は番付表を見つめ「目標が実現した。名前が大きくなってうれしい」と笑顔で喜んだ。
21歳の新鋭は歴史的な昇進の話題には「良かったです…」と戸惑いの表情。所属する伊勢ノ海部屋関係者から緋縅への改名を冗談で言われ、断ったことを明かした。
埼玉栄高相撲部から2023年初場所に初土俵を踏み、昨年名古屋場所で新入幕。177センチ、123キロの小兵ながら「どんな相手でも負けたくない。しっかりと稽古もしてきた」という気迫と努力、さらに激しい動きで着実に成長している。
198年前の1828年は、幕末に薩摩藩を率いた西郷隆盛が生まれた年。ピンとこない藤ノ川はそれよりも、しこ名を譲り受けた先代伊勢ノ海親方に地位で並んだことがうれしく「名前を覚えてもらえる」とはにかんだ。
























