フィリピンのテオドロ国防相=5月、シンガポール(AP=共同)
 フィリピンのテオドロ国防相=5月、シンガポール(AP=共同)

 【マニラ、北京共同】韓国のソウルで開かれていた国際会議「ソウル安全保障対話」で8日、フィリピンのテオドロ国防相が中国を「良識」がないと批判する一幕があった。討論会で発言中だったテオドロ氏が、両国が領有権を争う南シナ海について、中国側の立場を主張する内容のメモを渡されたのが理由。韓国の聯合ニュースが伝えた。

 聯合によると、メモは在韓国中国大使館の武官がテオドロ氏に渡すよう、会議スタッフに依頼したものだった。南シナ海での中国の主張を否定した、国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所の裁定は「拘束力がない」などと記されていた。