岩手県陸前高田市議会は16日、市長選と市議選で電子投票を可能とする条例を全会一致で可決した。来年2月7日投開票の市長選・市議補選でタブレット端末による電子投票を導入する予定。実施されれば東北地方で初めてとなる。市選管は無効票などを防ぎ、公正な選挙につなげたいとしている。

 有権者は投票所に設置された端末を使い、画面に表示された候補者の名前をタッチする。従来の手書きによる誤字などの疑問票や無効票が基本的に生じない利点がある。

 陸前高田市では2019年の市長選の際に5票差で当選者が決まるなど、疑問票や無効票が結果に影響を及ぼしかねない選挙もあった。市選管の小沢巧係長は「職員が疑問票を審査する必要がなく、有権者の意見をダイレクトに反映できる」と話している。