【ニューヨーク共同】米IT大手メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は16日までにX(旧ツイッター)に声明を投稿し、業界一律での人工知能(AI)開発減速に反対する考えを表明した。企業は法的責任などの観点から安全性を高める強い動機が自然に働くため、自主的な判断で開発ペースを調整すべきだと訴えた。
AIが開発者の指示に反して暴走する危険に関連し、利用者の意図に沿わないAIは使われなくなるとも指摘した。信頼性の確保が今後の開発競争を左右し、取り組まない企業は後れを取ると主張した。
メタは安全対策を徹底するため、個人向けの自律型AIサービス「ミューズ」の提供を数カ月遅らせたと説明。ミューズは利用者に代わり、メールの送信や旅行の予約をこなす。「自社で実行する前に、他社に同じことを求めたりはしなかった」と述べ、各社が自らの判断で取り組めると強調した。
その上で、AIが自らを改善する能力の開発競争ではなく、利用者へのサービス改良に計算資源の大半を充てることが、安全な開発の最善策の一つだとも主張した。























