北京首都国際空港に到着した日本国際貿易促進協会会長の岩屋前外相(右)=27日(共同)
 北京首都国際空港に到着した日本国際貿易促進協会会長の岩屋前外相(右)=27日(共同)

 【北京共同】岩屋毅前外相が会長を務める日本国際貿易促進協会(国貿促)の代表団が27日、中国の北京首都国際空港に到着した。岩屋氏らは習近平指導部との面会を求めている。昨年11月の高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁以降、日中経済界の交流は停滞しており、関係改善の糸口を探る。

 岩屋氏は日本を出発前、羽田空港で記者団に「日中関係が厳しい時こそ、対話を通じて改善の道を探ることが大事だ」と述べた。訪中の狙いは経済交流の円滑化と発展を図ることだと説明。中国政府要人と面会できれば「率直に意見交換したい」と表明した。

 訪中団には日本企業の役員ら約50人が参加。代表団は当初、6月の訪問を予定していたが、前会長の河野洋平元衆院議長が直前に死去したため延期となった。国貿促の会長代行を務める橋本岳元厚生労働副大臣らが6月に少人数で訪中し、中国外務省の華春瑩次官と会談した。その後、9月中下旬の訪中に向けて再調整した結果、今回の日程が設定された。

 国貿促は中国との貿易・経済交流の窓口を担う。岩屋氏が7月に新会長に就いた。