【ベルリン共同】ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に今月就いた山田和樹さん(47)は28日、来月4日の就任コンサートを前に「お客さんと演奏者が一つになる奇跡のような演奏を目指したい」と抱負を語った。共同通信のインタビューに答えた。山田さんはベルリンでの就任コンサートを皮切りに、首席指揮者としての本格的な活動を始める。

 同交響楽団は1946年に旧西ベルリンの米軍占領地区放送局の楽団として創設され、戦後の東西分断を乗り越えて今日まで続いてきた。山田さんは「歩んできた歴史が音に出ている」と語った。

 同交響楽団の雰囲気について「ダイナミックでポジティブなエネルギーに満ちている」と指摘。女性作曲家の曲を積極的に取り入れたり、アマチュアの演奏家らと公共の場で共演するコンサートを継続して開催したりするなど「クリエーティブな精神」が特徴という。

 ベルリンは世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が有名だが「音楽は1番、2番とか順位はつけられない。自分たちにしかできない音楽で感動を与えられたら素晴らしい」と強調した。