鳴門屋製パンの「ヘルメットパン」
 鳴門屋製パンの「ヘルメットパン」

 自転車のヘルメット着用率が全国最下位の大阪府で、老舗の「鳴門屋製パン」(大阪市平野区)が交通安全啓発のための「ヘルメットパン」を開発し、販売を始めた。丸い形につばが付き、外はさっくり中はふわふわ。ほんのり甘い一品が、乗車時の着用普及に一役買っている。

 着用は2023年に努力義務となったが、警察による今年6月の着用率調査で大阪府は9・5%と、3年連続の最下位。身近な食べ物を使った啓発を模索した府警平野署が同社に協力を求めた。

 長江伸治社長(48)は「一件でも自転車死亡事故が減ることにつながれば」と快諾。試作を重ね、約3カ月をかけてクッキー生地を使ったメープル味のパンが完成した。