国際通貨基金(IMF)の建物(ゲッティ=共同)
 国際通貨基金(IMF)の建物(ゲッティ=共同)

 【バンコク共同】国際通貨基金(IMF)は今月発表した最新の世界経済見通しで、米ドルに換算した日本の名目国内総生産(GDP)が2027年にインドと英国に抜かれ、26年までの米国、中国、ドイツに次ぐ世界4位から6位に転落すると予測した。円安ドル高の影響に加え、他国と比べて鈍い経済成長が順位低下の要因となる。

 IMFによると、日本の26年の名目GDPは4兆3419億ドル(約690兆円)、27年は4兆4676億ドルとなる見込み。両年とも、1ドル=158円台で換算したとみられる。一方、インドは27年に4兆5211億ドルとなり、26年の世界6位から4位に躍り出る見通しだ。今年4月の世界経済見通しでは29年に日本を抜くとみられていた英国は、27年に4兆4889億ドルとなり、2年前倒しで日本を上回ると予想した。

 日本は、26、27年の実質成長率がいずれも0・7%と低水準で推移するとみられる中、インドは年度ベースで両年ともに7・0%の高成長が見込まれる。