16日、ニューヨークの国連本部で、次期国連事務総長選の非公式投票を終えた外交官ら(共同)
 16日、ニューヨークの国連本部で、次期国連事務総長選の非公式投票を終えた外交官ら(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会(15カ国)は16日、今年末で任期を終えるグテレス事務総長の後任候補7人に対する第6回非公式投票を実施した。初めて常任理事国と非常任理事国の投票用紙を色分けする方式で行い、安保理筋によると、拒否権を持つ常任理事国が上位候補3人に不支持票を2票ずつ投じた。

 選出には9カ国以上の支持に加え、米英仏中ロの5常任理事国に拒否権を行使されないことが条件。上位候補が選出されるには常任理事国の不支持を覆す必要があるが「2票を撤回させるのは容易ではない」(外交筋)との見方があり、選出手続きは難航しそうだ。

 国連貿易開発会議(UNCTAD)のグリンスパン事務局長(コスタリカ)が9カ国の支持を得て4回連続で首位となったが、5カ国が不支持を表明し、うち2カ国が常任理事国だった。

 2位は8カ国に支持された国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(アルゼンチン)とガイアナのロドリゲスバーケット国連大使で、いずれも6カ国が不支持を表明した。