戦前に神戸市内の鉄道工事現場の崩落事故などで亡くなった朝鮮人労働者の追悼式典=18日午後、神戸市兵庫区
 戦前に神戸市内の鉄道工事現場の崩落事故などで亡くなった朝鮮人労働者の追悼式典=18日午後、神戸市兵庫区

 戦前に神戸市内の鉄道工事現場の崩落事故などで亡くなった朝鮮人労働者13人の追悼式典が18日、同市兵庫区の慰霊碑前で開かれた。碑は、被害実態を調査した市民団体が1996年に設置してから今年11月で30年となる。団体の徐根植代表(75)は「過去の歴史の真実を忘れずに伝えていく」とあいさつした。

 式典には市民ら約30人が参加。つるはしを振る男性の銅像に花を手向け、黙とうをささげた。

 事故が起きたのは神戸電鉄(旧神戸有馬電気鉄道、三木電気鉄道)の敷設工事。団体によると、市中心部から山間部の有馬を結ぶ有馬線を中心に、多数の朝鮮人が雇用された。団体は当時の新聞記事を調べるなどし、27~36年に死亡した13人を特定した。