脆弱性の登録件数
 脆弱性の登録件数

 生成人工知能(AI)の高性能化に伴い、今年に入って見つかったITシステムの欠陥とされる「脆弱性」が、過去最多だった前年同期の2・2倍となる8万5千件に達したことが分かった。世界のウェブの7割で使用されているプログラミング言語「PHP」でも「極めて深刻」と認定されたものを含む27件が発見されている。欠陥を登録、管理している米非営利団体MITRE(マイター)の今月21日までのデータを共同通信が解析、集計した。

 欠陥が見つかった場合、パッチと呼ばれる修正プログラムでシステムをアップデート(更新)することが求められる。手間がかかる上、人力では追い付かないほどの量となっている。セキュリティーへのAI活用やエンジニアの育成など防御対策の強化が急務だ。

 マイターは1999年から、対策に役立てるため、各国のセキュリティー関係者が報告したシステムの欠陥を、識別番号を付けて管理。2020年までは多くても1万件台だったが、24年には約4万件に増加、25年は約4万8千件で過去最多だった。