家族の介護や家事を過度に担う若者を指す「ヤングケアラー」という言葉が知られるようになり、国の調査では中高生の認知度は約7割になった。兵庫県では専用の相談窓口を開いて対策に取り組むが、まだまだ支援の手は行き届いていない。そんな中、認知症の祖母を介助している姫路独協大2年の石川達也さん(19)は、日ごろから相談窓口に悩みを吐き出し、心のよりどころの一つにしている。(小谷千穂)
■自分はまだ19歳。弱音を吐きたい。
「祖母とけんかをしてしまいました。私の1万円が入っていた袋が祖母のベッドにあったんです。中身は空。聞いても知らんと」
「こんな小さなことくらい、ほっとけばと後になって思いました。最近学業でイライラしてしまい、祖母にも頭を抱えてしまって、やっぱりごめんと一言ほしいですね。そしたら私も気持ちは抑えられるのですが」
石川さんは7月、県のヤングケアラー専用窓口のLINE(ライン)アカウントにメッセージを送った。80歳を過ぎた祖母の世話と、大学生活。両立させるのにストレスがたまり、抱えきれなくなった。
社会福祉士の資格を持つ相談員から、返信が来た。























