【サンパウロ共同】中米コスタリカのフェルナンデス大統領は28日、環太平洋連携協定(TPP)に加盟する方針の撤回を表明した。「交渉担当者が協定の内容を秘密にし、誰が利益や影響を受けるのかが、ほぼ誰にも分からない」と述べ、協定の透明性に疑義を呈した。地元メディアによると、農畜産業の関係者が今月9日、加盟反対をフェルナンデス氏に伝えていた。

 コスタリカは2022年に加盟を申請し、今年5月に加盟に大筋で合意していた。フェルナンデス氏は28日公開の動画で、TPPを担当したトレホス貿易相の更迭も発表。関係部門と協定の内容を共有するようトレホス氏に指示したが、実行しなかったと批判した。