報道陣に公開された「AKARI」の75年展=2日、米ニューヨークのノグチ美術館(共同)
 報道陣に公開された「AKARI」の75年展=2日、米ニューヨークのノグチ美術館(共同)

 【ニューヨーク共同】世界的な彫刻家イサム・ノグチ(1904~88年)の代表作の一つである照明デザイン作品「AKARI(あかり)」の誕生から今年で75年となるのを記念する展覧会が、4日から米ニューヨークのノグチ美術館で開かれる。一般公開を前に2日、報道陣に公開された。来年9月5日まで。

 「AKARI」シリーズは、ノグチが51年、岐阜市で長良川の鵜飼いを見学した際に目にしたちょうちんから着想を得て制作し、和紙と竹などを使って生涯に200点以上を作った。同美術館は「20世紀で最も知られ、影響力があるデザイン作品の一つ」としている。

 展覧会は51年の米国での初公開や86年のベネチア・ビエンナーレでの展示など、ノグチが「AKARI」を再解釈し続けた歩みをたどり、単なる照明器具を超えて、空間や生活との関係によって意味を変える「光の彫刻」として紹介している。

 展覧会を企画した学芸員のケイト・ウィーナーさんは「日常生活に溶け込んだ彫刻を目指したノグチのビジョンを、AKARIは見事に体現している」と話した。