林家ペー、パー子を応援するチャリティー公演の出演者たち=4日、東京都内
 林家ペー、パー子を応援するチャリティー公演の出演者たち=4日、東京都内

 9月に自宅マンションが火事になったタレントの林家ペー、パー子夫妻を応援するチャリティー公演が、東京都内のホールで開かれた。親交のある落語家や歌手ら仲間たちが多数出演し、夫妻も持ちネタを披露。駆け付けた約850人の観客から温かい拍手が送られた。

 チャリティー公演は落語家林家たい平が発起人となり、「がんばれ!ペー・パー子 有志応援団の集い 大演芸大会」と題して開催。舞台にはタレントのテリー伊藤、前落語協会会長の柳亭市馬、俳優の戸田恵子らが続々と登場。88歳の林家木久扇は「ペーさんを助けていただいて、本当にありがとうございます」と、会場に呼びかけた。

 真っ先に参加を表明したという歌手の岩崎宏美は、夫妻の“トレードカラー”のピンクのドレスで登場し、代表曲の「ロマンス」「聖母(マドンナ)たちのララバイ」を熱唱した。

 最後に夫婦で舞台に立ったペーは「この雰囲気、紅白(歌合戦)でトリを取ったみたい」と感激した様子で「皆さんのご支援、励ましに感謝」と笑顔。「津軽海峡・冬景色」の曲にアニメ「サザエさん」の歌詞を乗せるネタで笑わせた。

 出演者が集合したフィナーレで、たい平は「(夫妻は)本当にみんなに愛されている大先輩。この世知辛い世の中で、誰かのために何かをすることが煙たがられたりする中、こんなにたくさんの方が一堂に会してくれた」と感謝した。たい平によると、マンションの下の階で火事の被害に遭った住民も来場したという。

チャリティー公演は11月4日に東京都品川区のきゅりあん(品川区立総合区民会館)で行われた。