電力会社などに二酸化炭素の排出削減を求め提訴するため、名古屋地裁に向かう原告団=2024年8月
 電力会社などに二酸化炭素の排出削減を求め提訴するため、名古屋地裁に向かう原告団=2024年8月

 火力発電を手がける大手電力など10社に二酸化炭素(CO2)排出削減を求め、10~20代の16人が「気候訴訟」に挑んでいる。面識のない10都道府県の若者をつないだのは、日常のように起きる猛暑や豪雨への危機感だ。「安心して暮らせる未来を守るには一刻の猶予もない」。昨年8月、名古屋地裁に提訴した。