「塩辛BAR(バル)」の前に立つ小田島隆さん(左)と息子の章喜さん=北海道函館市
 「塩辛BAR(バル)」の前に立つ小田島隆さん(左)と息子の章喜さん=北海道函館市

 「イカの町」として有名な北海道函館市に、伝統の木だる製法でイカの塩辛を作る創業100年超の水産加工会社がある。塩辛の奥深さを伝えようと、2022年から直売所で塩辛を使ったオリジナル料理の提供も始めた。近年は材料のスルメイカの不漁が深刻だが、同社の社長は「木だるだからこそのうまみや風味を守りたい」と話す。